医療・介護・福祉従業者のための「高次脳機能障害の方への就労支援と就労」勉強会を開催

脳卒中(脳梗塞-脳出血)・身体障害・高次脳機能障害に特化した就労移行支援事業所「リハス」では、医療、介護、福祉従業者向け勉強会をオンラインで定期開催しております。

2023年最初の勉強会のテーマは「高次脳機能障害の方への就労支援と就労」です。

高次脳機能障害は、けがや病気による脳の損傷により社会生活、日常生活に影響を及ぼす後天的な障害です。また「高次脳機能障害」と一括りにしてもその中には言語、認知、行為、注意の障害など多岐に渡ります。

かつて出来ていたことが出来なくなることから「障害受容」の難しさも指摘されています。また外見からは障害がわかりにくいこともあり、自身の障害を伝えることの難しさ、周りで支援する方々にとっては、どのように支援したらよいかわからない、難しい、とお感じになるケースも少なくありません。

脳卒中・身体障害専門就労支援センター「リハス」では、本年(2023年)1月末までに、61名の就職を実現してきました。

リハスの訓練では「できるかどうか」「スキルがあるかないか」という視点だけに捉われず、うまくいかないことをどう工夫して代償手段を獲得するのか、どのようにご本人の強みを生かしていくかを評価し、一緒に考えながら、ご本人の強みや特性と企業様とのマッチングを図っていきます。

その実績を踏まえ、今回は3名の方の事例を紹介します。

脳卒中などの病気を発症し、多様な障害を持たれた方から「働きたい・社会復帰したい」と相談を受けた時、支援する側が「難しいのではないか」と決めてしまうことなく、当事者と「一緒にチャレンジしてほしい」と、リハスは願っています。

当事者の社会復帰への思いを、支援する側が諦めたり妥協するのではなく、サービス提供の幅を広げることで、ご本人の社会復帰への支援を行う。その先に、ご本人の望む真のQOLを高める支援が実現すると、私たちは考えています。

この勉強会が、医療施設や在宅の現場でサービスを提供している方々へのロールモデルとなることを願っています。

【テーマ】

「高次脳機能障害の方の就労支援と就労」~3名の事例紹介~

【開催概要】

日時:2023年2月24日(金)

   第一部 16:00~17:00

   第二部 18:30~19:30

   ※一部、二部ともにほとんど同一内容のため、ご都合の良い部にご参加ください。

会場:オンライン(Zoom)

内容:

◇障害福祉サービス(就労系)について

浅井 亜由美(「リハス」丸の内 支援員)

◇「できない」を自覚して課題と向き合い続けた40代男性の事例

塩浦 良太(「リハス」金沢 支援員)

◇ご自身の障害に向き合い就労に挑戦した20代の事例

大橋 綾菜(「リハス」大塚 サービス管理責任者・理学療法士)

◇就労定着支援の取り組み~当事業所のジョブコーチ支援により就労継続に寄与した一例~

成田 友里恵(「リハス」丸の内 サービス管理責任者・作業療法士)

◇サービスご利用までの流れ

三塚 理記(「リハス」大塚 支援員)

対象者:ケアマネジャー、相談支援専門員、医療ソーシャルワーカー、リハビリ職〈PT、OT、ST〉、看護師、医師など

【お申込み】

【2月24日開催】就労支援センター「リハス」オンライン勉強会申込アンケート

リハスをご利用になった方の事例も公開しております。
ご利用者様の声のページをご覧ください。

【勉強会についてのお問合せ】

「リハス」大塚

TEL:03-5944-5134

FAX:03-5944-5135

メール:info-rihas@k-qol.com

この記事を書いた人

リハス